大丈夫、不登校は回復する。7つの段階と寄り添い方

不登校支援

不登校の7段階とは?

不登校は、単なる「学校に行かない状態」ではなく、子どもがエネルギーを消耗し、回復しながら少しずつ前に進んでいくプロセスです。その過程を理解することで、親も焦らず、適切にサポートすることができます。

この流れを理解するために、「不登校の7段階」という考え方があります。これは、子どもが不登校になる前の違和感を抱く時期から、エネルギーを回復し、社会と再びつながるまでの過程を示したものです。必ずしもすべての子どもが同じ流れをたどるわけではありませんが、大まかな目安として理解すると、親としての関わり方が見えてきます。

「家にいる時間が長くなって、このままでいいのか心配…」
「ゲームばかりしていて何もしていないように見える…」

このような不安を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか?

大丈夫です。不登校のプロセスには「エネルギーを回復する期間」が必要です。焦らず、今の子どもにとって必要なサポートを考えていきましょう。

ここでは、不登校の子どもがどのような流れをたどるのか、そして親がどのように寄り添えばよいのかを説明します。

各段階の特徴と子どもの気持ち

1. 不登校開始期(エネルギーの消耗が始まる)

✅ 学校に対して違和感を抱き始める。
✅ 朝起きるのが辛くなったり、頭痛や腹痛などの体調不良を訴えることが増える。
✅ 学校の話題を避けるようになる。

親ができること
🔹 無理に登校を促さず、子どもの気持ちを聞く。
🔹 「どうして行きたくないの?」ではなく「最近、どんな気持ち?」と寄り添う。

よくある質問:
Q. まだ学校に行けるかもしれないのに、様子を見ていいの?
A. この段階で無理に登校を促すと、子どものストレスが大きくなり、次の段階へ進みやすくなります。「学校に違和感を感じているんだね」と気持ちを受け止めることが大切です。

2. 悩み苦しむ時期(心のエネルギーが底をつく)

✅ 「学校に行きたくない」と強く訴えるようになる。
✅ 友人関係や授業についての悩みが増え、不安が大きくなる。
✅ 親が登校を促すと、強いストレス反応を示すことも。

親ができること
🔹 「今はしんどいんだね」と受け止め、安心できる環境を整える。
🔹 無理に解決しようとせず、子どもの気持ちが落ち着くのを待つ。

よくある質問:
Q. ずっとこのままだったらどうしよう…
A. 今はエネルギーを消耗している時期です。焦らず、まずは子どもが安心して過ごせることを最優先に考えましょう。「しんどいんだね」と気持ちを受け止めるだけで、子どもは安心感を得られます。

3. エネルギー補充(無為)期(休息が必要な時期)

✅ 学校に行かなくなり、家で過ごすことが増える。
✅ 一見、何もしていないように見えるが、心のエネルギーを回復している段階。
✅ ゲームや動画視聴など、自分の好きなことに没頭することが多い。

親ができること
🔹 「何もしていない」と焦らず、エネルギーが回復するのを見守る。
🔹 「今日はゆっくり過ごせたね」と、ありのままを認める。

よくある質問:
Q. ゲームばかりで大丈夫?
A. この時期はエネルギーを回復することが最優先です。「ゲーム=悪いこと」と考えず、子どもが安心できる環境を作ることが大切です。

4. エネルギー再活性期(少しずつ動き出す)

✅ 気持ちが少しずつ安定し、何かに興味を持ち始める。
✅ 家庭内での活動が増えるが、まだ外には出ないことが多い。
✅ 「これをやってみたい」という気持ちが出てくることも。

親ができること
🔹 子どもが興味を持ち始めたことを肯定的に受け止める。
🔹 「無理に外に出さなきゃ」と焦らず、少しずつ見守る。

5. 再活動希望期(社会に興味を持ち始める)

✅ 学校や社会に対する興味が再び芽生え始める。
✅ フリースクールや習い事に挑戦しようとする気持ちが生まれる。
✅ ただし、まだ不安も大きく、急に環境を変えると負担がかかる。

親ができること
🔹 「こんな場所もあるよ」と、フリースクールやオンライン学習などの選択肢をさりげなく提示。
🔹 子どものペースに合わせて、新しい環境への橋渡しをする。

よくある質問:
Q. どこに通わせたらいい?
A. いきなり学校に戻るのは負担が大きいことも。フリースクールなど、少しずつ社会と関われる場所を試すのがおすすめです。

6. リハビリ(不安定活動)期(試しながら進む)

✅ 外の世界に少しずつ関わるようになるが、不安定な時期。
✅ フリースクールや短時間の通学など、新しい環境に適応しようとするが、波がある。
✅ 体調を崩しやすく、休んだり進んだりを繰り返すことも。

親ができること
🔹 「今日は行けたね」ではなく、「自分のペースで大丈夫だよ」と伝える。
🔹 一度行けたからといって、無理に毎日通わせようとしない。

よくある質問:
Q. 途中でやめたらどうしよう?
A. 進んだり戻ったりを繰り返しながら成長します。「大丈夫、また進めるよ」と見守ってあげてください。

7. 完全登校・社会復帰期(自分のペースで社会とつながる)

✅ 自分のペースで学校や社会活動に復帰できる。
✅ フリースクールや通信制高校、アルバイトなど、自分に合った方法で社会とつながる。

親ができること
🔹 「学校に戻ること」だけがゴールではないと理解する。
🔹 子ども自身が「ここなら大丈夫」と思える場所を一緒に探す。

よくある質問:
Q. 親ができる具体的なサポートは?
A. 不登校の回復は学校に戻ることが全てではありません。フリースクールや通信制など、子どもに合った選択肢を一緒に考え、提案してあげましょう。

船橋フリースクール ハロー!ステーション

不登校の子どもたちにとって、学校だけが学びの場ではありません。フリースクールは、子どもが安心して過ごしながら、自分のペースで学びや活動に取り組める場所です。

当スクールでは、
子どものペースに合わせた学習サポート
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