こんにちは、新船橋フリースクールのハロー!ステーション野口です。
今回は、前回Tinkercadで作成した「クリーパーの顔」の3Dデータを、
いよいよ3Dプリンターで立体として出力する方法をご紹介します!
💾 データを保存しよう(STL形式)
Tinkercadで作ったモデルは、まず「STL(エスティーエル)」という形式で保存する必要があります。
- 画面右上の「エクスポート」ボタンをクリック

- ファイル形式で「.STL」を選択

- 自分のパソコンに保存!
これで、3Dプリンターで使える準備ができました!
🔄 スライサーソフトに読み込もう
保存したSTLファイルをそのまま印刷することはできません。
「スライサーソフト」と呼ばれる専用ソフトを使って、
印刷用の形式(Gコード)に変換する必要があります。
今回は、Ultimaker Cura(無料)というスライサーソフトを使います。
スライサーソフトとは…
モデルデータを“何層にもスライス”して、
3Dプリンターが読み取れる形式に変換するソフトです。

このソフトでは、以下のような設定もできます:
- 印刷の密度や精度
- 使う素材(フィラメント)の種類
- 印刷にかかる時間
設定ができたら「スライス」ボタンを押してデータを保存しましょう。
🖨️ 3Dプリンターで出力しよう!
スライスされたデータをUSBやSDカードに入れて、
3Dプリンターに転送します。
スタートボタンを押すと、少しずつ樹脂を積み重ねるように
立体がプリントされていきます。

まるで、画面の中にあったものが本当に“かたち”になる瞬間!
この場面には、きっと大人でもワクワクしてしまいます。
🧠 小さな「気づき」から学びが始まる
印刷してみると、
- 「できた!本当に立体になった!」という感動
- 「ちょっとズレた…」「思ったより小さいな」などの発見
- 「次はこうしたいな!」という工夫や改善の気持ち
こうした体験は、ものづくりの楽しさだけでなく、
プログラミング的思考や論理的な学びにもつながっていきます。
🧡 おわりに
新船橋フリースクールでは、「つくって終わり」ではなく、
「つくって、出力して、ふれてみる」という実体験を大切にしています。
今後、実際の活動の中でTinkercadや3Dプリンターを活用し、
子どもたちの「考える力」「試す力」「表現する力」を伸ばす取り組みをしていく予定です。
ゆったりとした時間の中で、
「やってみたい!」を大切にした自由なものづくりを、一緒に楽しんでいきましょう




