3Dプリンターでクリーパーの顔を作ろう!その4~いよいよ完成!出力しよう~

3Dプリンター

こんにちは、新船橋フリースクールのハロー!ステーション野口です。

今回は、前回Tinkercadで作成した「クリーパーの顔」の3Dデータを、
いよいよ3Dプリンターで立体として出力する方法をご紹介します!


💾 データを保存しよう(STL形式)

Tinkercadで作ったモデルは、まず「STL(エスティーエル)」という形式で保存する必要があります。

  • 画面右上の「エクスポート」ボタンをクリック
  • ファイル形式で「.STL」を選択
  • 自分のパソコンに保存!

これで、3Dプリンターで使える準備ができました!


🔄 スライサーソフトに読み込もう

保存したSTLファイルをそのまま印刷することはできません。

「スライサーソフト」と呼ばれる専用ソフトを使って、
印刷用の形式(Gコード)に変換する必要があります。

今回は、Ultimaker Cura(無料)というスライサーソフトを使います。

スライサーソフトとは…
モデルデータを“何層にもスライス”して、
3Dプリンターが読み取れる形式に変換するソフトです。


このソフトでは、以下のような設定もできます:

  • 印刷の密度や精度
  • 使う素材(フィラメント)の種類
  • 印刷にかかる時間

設定ができたら「スライス」ボタンを押してデータを保存しましょう。


🖨️ 3Dプリンターで出力しよう!

スライスされたデータをUSBやSDカードに入れて、
3Dプリンターに転送します。

スタートボタンを押すと、少しずつ樹脂を積み重ねるように
立体がプリントされていきます。

まるで、画面の中にあったものが本当に“かたち”になる瞬間!
この場面には、きっと大人でもワクワクしてしまいます。


🧠 小さな「気づき」から学びが始まる

印刷してみると、

  • 「できた!本当に立体になった!」という感動
  • 「ちょっとズレた…」「思ったより小さいな」などの発見
  • 「次はこうしたいな!」という工夫や改善の気持ち

こうした体験は、ものづくりの楽しさだけでなく、
プログラミング的思考論理的な学びにもつながっていきます。


🧡 おわりに

新船橋フリースクールでは、「つくって終わり」ではなく、
「つくって、出力して、ふれてみる」
という実体験を大切にしています。

今後、実際の活動の中でTinkercadや3Dプリンターを活用し、
子どもたちの「考える力」「試す力」「表現する力」を伸ばす取り組みをしていく予定です。

ゆったりとした時間の中で、
「やってみたい!」を大切にした自由なものづくりを、一緒に楽しんでいきましょう