不登校でお困りの方へ

子どもが不登校になったとき
――焦らず受け止めてください

近年、さまざまな理由で学校に通えない、または通わない子どもたちが増えています。
親御さんにとっては、大きな不安と心配に包まれる瞬間かもしれません。
「どうすればいいのだろう?」――
そんな戸惑いを感じるのは、決してあなただけではありません。

私たちもかつて、子どもたちにこんな期待を抱いていました。

「学校に元気よく通って、友達をたくさん作ってほしい」
「しっかり授業を受け、学力を伸ばしてほしい」
「集団生活を通して会性を育んでほしい」

これは親として自然な願いです。
しかし、こうした期待を無理に押し付けてしまうと、子どもたちは心にプレッシャーを感じ、苦しんでしまうこともあります。
まずは、子どもたちの本当の気持ちに耳を傾けること。
それが何よりも大切です。

未来を生きる子どもたちは、
私たち以上に変化を感じています

時代は大きく変わりました。
私たちが子どもだった頃にはなかった、スマートフォンやパソコン。
今では当たり前になったテクノロジーも、少し前までは存在しなかったのです。

これからの社会を生きる子どもたちは、私たち大人以上に、変化の激しい未来を敏感に感じ取っています。
だからこそ、私たちが過去の経験だけで「こうあるべき」と子どもたちを縛るのではなく、新しい時代を生きる感性を信じ、支えていくことが必要です。
まずは、子どもたちの心の声に静かに寄り添いませんか?

不登校の背後にあるもの

不登校の背景にはさまざまな要因があります。
・学校でのいじめ
・学習障害や発達特性
・精神的ストレス
・家庭環境の変化 など

そして、現代の学校は、すべての子どもに合う場所とは限らないことも事実です。
学校という一つの枠にこだわらず、もっと自由な形で学び、育つ場所が必要になっています。

少子化の中でも増え続ける不登校

実際、2023年の調査では――
全国で約34万6482人
千葉県で約1万7408人
船橋市内でも1200人を超える子どもたちが不登校と認定されています。(※30日以上欠席でカウント)

これは、単なる一時的な問題ではありません。
社会全体が、学びのあり方を問い直す時代に入っていると言えるでしょう。

不登校を選び、フリースクールに通う子どもたち

広報ふなばし 令和6年4月15日号:外部リンク【PDF】

不登校は「逃げ」ではありません。
むしろ、自分で考え、判断し、行動する力を持った子どもたちが増えている証です。
私たちは、フリースクールに通う多くの子どもたちと出会ってきました。
彼らはみな、創造的で、好奇心にあふれた子どもたちでした。

学校という枠にとらわれない学び方を選んだ子どもたちは、
自分の得意なことを伸ばし、未来へ向かって力強く歩み出しています。

行政の支援も進んでいます

千葉県では、不登校児童生徒への支援を目的とした『千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例』が施行されています。
この条例は、県、市町村、学校、保護者、そしてフリースクールなど、
すべての関係者が協力して、子どもたちを支えていくための取り組みです。

社会全体が、不登校という現実に向き合い始めています。

フリースクールの現状と課題

とはいえ、現在のフリースクールには課題もあります。
・数が足りない
・教育内容にばらつきがある
・継続的な運営が難しい施設もある

平均的なフリースクールの月謝は5万円前後ですが、週5日きちんと運営され、専門的な学びを提供している施設は、どうしても費用が高額になりがちです。

ハロー!ステーションが目指す、新しいフリースクールのかたち

私たちハロー!ステーションは、
「子どものため&親のため」
を本気で考えた新しいフリースクールを目指しています。

週5日きちんと開校し、子どもたちの安心できる居場所を提供
プログラミング、ものづくり、アートなど、多様な学びをサポート
平均的な費用負担で、保護者の皆さまの経済的な安心も実現

さらに、準備段階から県議会議員や船橋市教育委員会と意見交換を重ね、行政との連携も大切にしています。

私たちが目指す未来

子どもが不登校を選んでも、親が悩み苦しむことのない社会を。
子どもたちが、自分らしく学び、未来へ進んでいける社会を。
ハロー!ステーションは、そんな社会を創る「きっかけ」になりたいと考えています。
あなたとお子さまの新たな一歩を、心から応援します。

船橋フリースクール ハロー!ステーション