【Excel】マクロとVBAの違いについて( 初心者の方向け)

2023年8月21日

こんにちは。ハローパソコン教室イオンタウン新船橋校の小林です。
Excel(エクセル)は、数多くのデータ処理や分析に便利な機能を持っていますが、その中の「マクロ」「VBA(Visual Basic for Applications)」とはどのような機能なのか、皆さんご存じでしょうか?
聞いたことはあるけどどのような機能なのかよく分からない、といった質問がありましたので、今回はExcelの「マクロ」「VBA」と、その違いについて解説していきたいと思います。

マクロとは?

マクロとは、Excelの操作を自動化するための機能です。
例えば、同じ作業を繰り返し行ったり、特定のデータを整形する際に役立ちます。
マクロを使って、複雑な手順を一度記録しておけば、後はボタンをクリックするだけで同じ処理を簡単に繰り返すことができます。
具体的には、セルの書式設定や数式の入力、データのソート(並び替え)など、手動で行う作業を自動化できます。
マクロは「Excelの操作履歴」のようなもので、コンピュータが私達の動作を記憶し、同じ手順を再現してくれるものと考えると分かりやすいかもしれません。
Excelのメニューバーには、「マクロ」という項目があり、そこからマクロの録画・再生・編集などが行えます。
★基本的なマクロの作成手順については、Excel活用講座にてレッスンできます!!

VBA(Visual Basic for Applications)とは?

VBAは、Excelのマクロをより高度にカスタマイズしたり、複雑な処理を行ったりするためのプログラミング言語です。
Excel内に組み込まれているので、他のプログラミング言語を学ぶ必要はありません。
VBAを使うことで、条件分岐やループ(繰り返し)などの制御構造を組み込んだり、独自の関数を定義したり、自分だけのオリジナルの機能を作成することが可能です。
VBAを使うには、基本的なプログラムの知識が必要ですが、一度マスターすれば複雑な処理も実現できるようになります!!
※VBAについては、スタッフに直接お問合せください。

マクロとVBAの違い

主な違いは、

「マクロは操作の自動化」

「VBAはプログラミング言語」

マクロは単純な操作の自動化に適していますが、複雑な処理には限界があります。
VBAはプログラム言語なので、より高度で柔軟な制御が可能です。

初心者の場合は、まずはマクロを使って基本的な自動化を体験し、慣れてきたらより高度な処理やカスタマイズが必要な場合にVBAに挑戦してみると良いかと思います!!