【iPhone】のセキュリティ対策について

2023年8月21日

こんにちは!ハローパソコン教室イオンタウン新船橋校の小林です。

世界中で広く利用されているiPhone。プライバシーやセキュリティにも非常に優れたデバイスとして知られています。しかし、最近の報告によると、iPhoneにもセキュリティ上の脆弱性が存在することが明らかになってきています。今回は、iPhoneの「セキュリティ機能対策の必要性」について考えてみたいと思います。

iPhoneのセキュリティ機能

iPhoneには様々なセキュリティ機能が備わっています。例えば、「Touch ID」や「Face ID」によるバイオメトリック認証(生体認証)、暗号化されたストレージ、アプリケーションの署名検証、App Storeにおけるアプリの審査、セキュアブートなどがあります。これらの機能により、iPhoneは一般的なマルウェアやフィッシング攻撃などから保護されています。

しかし、これらのセキュリティ機能だけでは、完全なセキュリティは実現できません。例えば、Touch IDやFace IDは、パスコードを設定していない場合には簡単にすり抜けることができてしまいます。また、App Storeには不正なアプリが潜り込むこともあります。

セキュリティ機能・対策

では、具体的なセキュリティ機能や対策をご紹介していきます。

まずは、バイオメトリック認証(生体認証)パスコードやTouch ID、Face IDなどの認証機能を適切に設定することです。また、セキュリティに関する最新の情報を常に把握し、不正アプリやフィッシング攻撃などから身を守ることが大切です。

1.OSやアプリを最新バージョンに維持する
iOS(iPhoneのOS)には、多くの脆弱性が発見されています。
正規のアプリがインストールされていても、不正のアプリに置き換わる事例もあり、悪用されると、マルウェアの感染で情報漏洩等のリスクが高まります。
OSやアプリは常にに最新バージョンにしておきましょう。

2.「Handoff」機能や「FaceTime」をオフ、または変更する
Handoffは、「iCloudを使用するデバイスとの連携」ができます。これは、iPhoneで見ていたページや書きかけのメールを、他のiPadやMacで続きができるという機能です。
Face Timeとは、iPhone(iPadやiPod touchも含む)同士で音声通話・ビデオ電話ができる機能のことです。※データ通信を使用します。

ウイルスに感染するとHandoffでは「突然接続できなくなる」、Face Timeでは「盗聴や監視などが起こる」といった状態になる場合があります。
感染が起きた場合の盗聴や監視をされないように、いずれのアプリもオフにすることでリスクの軽減が期待できます。
※ウイルス感染ではなくアプリのいわゆるバグや通信に不具合等で同じような症状が発生する場合もあります。

3.App Store以外でアプリをインストールしない
Apple Store(App Store)で販売されているアプリは、Apple社による審査を通過した、安全性の高いアプリとなっています。
安全性を考えてApple Store以外ではアプリをインストールしないようにしましょう。
※100%安全というわけではなく、不正なアプリが紛れでいる可能性もありますので、インストールする際は開発元やアプリ名、レビューなどを確認することをおすすめします。

4.Safariのプライバシー設定を変更する
Safariとは、iPhoneに元々インストールされているブラウザです。
Safariのプライバシー設定を「セキュリティ重視」に変更することで、標準設定よりも高い安全性が期待できます。

セキュリティ対策を高める設定は以下のとおりです。

①サイト越えトラッキングを防ぐ:オン
②すべてのCookieをブロック:どちらでもOK
③詐欺Webサイトの警告:オン
④モーションと画面の向きのアクセス:どちらでもOK
⑤Apple Payの確認:オフ
 ※設定画面で確認、変更できます。

5.不用意にURLをクリックしない
メールやSMSに記載されているURLは、簡単にクリックしないようにしましょう。
URLの中には不正サイトへ誘導するものが含まれます。
実在する社名からのメールと偽って、正規の内容かのようにSNS内のURLやダイレクトメールに広告などが貼られ、不正サイトへ誘導されます。
クリックする前に必ずチェックしましょう。

6.Air Dropをオフに変更する
Air Dropとは、iOS7以降のiPhoneに実装された機能です。
Air Dropを利用すれば、メールやファイル・クラウド共有サービスを利用せずとも、近くにいる人と簡単にデータを共有できます。

とても便利な機能ですが、その分リスクが高いのも事実です。
不特定多数のiPhoneユーザーに画像を送るといった被害も問題となっています。

Air Dropを使用する時以外はオフに設定し、よく使う場合でも、受信対象を限定して行いましょう。

7.身に覚えのないアプリやプロファイルを削除する
ダウンロードした記憶のないアプリやファイルを見つけた場合は、開かずに削除しましょう。

8.Apple IDは厳重に管理する
Apple IDなどのアカウント情報が漏洩すると、アカウントの乗っ取りや不正利用のリスクが高まります。
アカウント情報は「正規のサイトであるか確認する」ことや「二段階認証を有効にする」といった方法で守りましょう。

☆最後に、データは定期的にバックアップすることもセキュリティ機能対策の一つです。こまめにバックアップしましょう!!

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